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漢方・薬学書籍の扉
4. 漢方と漢薬(かんぽうとかんやく)
昭和9~19年(1934~44)の10年間連載され、漢方薬を中心とした東洋医学の専門誌。所蔵本は昭和46年復刻版、本誌27冊と総索引1冊、全28冊。第1巻の発刊の辞において本書の目的を、「勤めて古訓を求め、博く衆方を采る。(中略)機関誌を通じて、研究、業績を発展し、世人の漢方医学に対する認識不足を補正し、斯学(しがく)復興の段階をつくらんとする」と記されている。太平洋戦争によって止む無く廃刊となったが、現在本誌の意志を引き継いでいるのが、『漢方の臨床』誌である。(秋田市今薬局寄贈)
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