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薬徴(やくちょう)
薬徴(やくちょう)
上段の3冊は天明5年(1785)初版本、下段の3冊は文化9年(1812)刊本、全3巻3冊。 吉益東洞(よしますとうどう)の著作。従来の本草書を参考にせず、『傷寒論』・『金匱要略』に用いられる主要薬物について、『傷寒論』・『金匱要略』に説明されている疾患の条文と用いられる漢方薬の構成生薬とを関連させ、薬物の効能を示している。古方派の薬物解説書として、現在も広く読まれている。巻之中の柴胡の薬能が「主治胸脇苦満也 旁治寒熱往来 腹中痛 脇下痞鞕」と記されている。
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