漢方古書の扉

衆方規矩(しゅうほうきく)

寛永13年(1636)不分巻1冊刊、所蔵本は寛文8年(1668)刊本。曲直瀬道三・玄朔(まなせどうさん・げんさく)による漢方の処方集で、江戸時代にひろく用いられた。 病名ごとに用いられる方剤が分類されており、最初の病名が感冒門であり、最初の方剤として、現在もよく用いられている「香蘇散」が収載されている。