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12.明堂鍼灸之図①(めいどうしんきゅうのず)仰人(ぎょうじん)明堂之図
12.明堂鍼灸之図①(めいどうしんきゅうのず)仰人(ぎょうじん)明堂之図
明堂とは、古代中国において皇帝が祭礼を行う場所を意味し、鍼(はり)や灸の治療点はツボと呼ばれ、ツボは経絡(けいらく)と呼ばれる人体の道に沿って規則正しく並んでいる。人体のツボをすべて人体に表すと、あたかも建物の設計図のように見えることから、経絡とツボを描いた人体図を明堂図と呼ぶようになった。(『鍼のひびき灸のぬくもり』より)
所蔵品の明堂図は江戸期のものと思われるが、作者は不明。経絡に五行の五臓に該当する色が着色されている。すなわち、肝・胆は青色(緑)、心・小腸は赤色、脾・胃は黄色、肺・大腸は白色、腎・膀胱は黒色、また五臓以外の心包・三焦は桃色で着色。
仰人明堂之図:上向きになった時の経絡図、図の周囲に経絡に配置された ツボの名称が記されている。
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