百味箪笥・薬研・乳鉢の扉

4.百味箪笥④

江戸時代後期に京都地方にて作製、材質は桐、百味箪笥の両側には運搬用の金具がある。保存状態が大変よく、長年旧家で大切に保管され、上段からの自然の漆の色あせは二百年の重みを感じさせる。引き出しの取っ手が真鍮の環で、小型の引き出しが横に15杯、5杯ごとに区切りがあり、縦に3杯、計45杯、中型の引き出しが横に12杯、4杯ごとに区切りがあり、縦に4杯、計48杯、中大型の引き出しが下段中央上下に2杯、大型の引き出しが下段両側に2杯、合計97杯。



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