漢方全集の扉

4. 日本漢方腹診叢書(にほんかんぽうふくしんそうしょ)・続日本漢方腹診叢書(ぞくにほんかんぽうふくしんそうしょ)

昭和61年~昭和62年(1986~87)刊、6冊・6冊全12冊影印本。 日本漢方の特徴である診断方法の腹診には、『黄帝内経』、『難経』を主体した「難経系」、『傷寒論』『金匱要略』を主体とした「傷寒論系」、二系統の調和・統合をめざした「折衷系」に分類されている。 『日本漢方腹診叢書』には、難経系として『診腹精要』『診病奇侅』など24書、傷寒論系として『腹証奇覧』『腹証奇覧翼』など40書、折衷系として『古訓医伝』『百腹図説』など26書を含む。 続編には難経系18書、傷寒論系20書、折衷系27書、参考資料21書を含む。
腹診図の上段左は『腹証図彙』(稲葉文礼著)の「小柴胡湯証腹診図」、右は『腹証図解』(和久田叔虎著)の「小建中湯証腹診図」。下段左は『東洞先生腹診伝』の小柴胡湯と人参湯の「心下痞鞕]比較図、右は『含章斎腹診録』(和田東郭著)の「胸腹総図」。
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