教育研究上の目的

 建学の精神と
  教育理念・教育目標

個性の伸展による人生練磨

本学は、〈個性の伸展による人生練磨〉を建学の精神とし、より豊かに、より高度に、一貫性をもって創造的に自分を完成させる生き方を推進しています。
人間は生来、その人にしかない長所や美点、特質など、その人らしさといわれる個性を持っています。人類が出現して以来約400万年、過去に同じ人間は二人と存在しませんでした。人間は、この世に絶対唯一の存在として、無二の生涯を全うするように運命付けられているといえます。
どのようにして自己を確立し、そして自己実現に向かって成長していくのか。そこに教育の存在意義があり、人は教育によって永遠に輝くものと考えております。自己の個性すなわち専門性に目覚め、アイデンティティを確立させ、生涯かけて自己の完成に向けて練磨していくのが、個性の伸展による人生練磨であります。
一方、近年の科学技術の進歩はめざましく、薬学の分野も長足の進歩をとげています。日進月歩の医療技術革新によって、次々と新しい治療薬、予防薬が生み出されています。しかし、近年、同じ病気の患者さんでも薬の効果や副作用の強さに違いが現れることが分かってきました。このことは、一人ひとりの体質にふさわしい"薬物治療の患者個別化"を推進し、"個の医療"の考えに即した薬剤の投与が必要となってきたことを示しています。
さらに、人を対象とする医療人として、人の苦しみが分かる"惻隠の心"を持つ薬剤師が必要とされます。
本学では、幅広い専門知識に加えて、豊かな人間性と倫理観、国際感覚を兼ね備えた人材を世に送りだしていきたいと考えています。

教育理念

概念

「自己の専門性に目覚め、アイデンティティーを確立させ、生涯をかけて自己の完成に向けて練磨していく」

趣旨

  1. 「個性」の持つ独自性が関わる独創性、独創力に最も高い価値をおく。(個性の伸展)
  2. 高度専門職、天職としての自己の社会的使命を自覚することを目指す。(個性の伸展)
  3. 生涯に亘る自己実現を達成する。(人生練磨)
    *「個性」を「専門性」と位置づけている。

教育目的(学則第1条)

本学は教育理念のもとに、教育目的として

  1. 広く知識を授けるとともに、深く薬学に関する学術を研究教授する。
  2. 臨床に関わる実践的能力をもつ人間性豊かな薬剤師を育成する。
  3. 薬学の専門知識と技術を備えた医薬品開発関連等の研究者・技術者を育成する。

を掲げており、これにより、学術の深化と人類の福祉に貢献することを使命としている。

教育目標(学則第3条)

目的・使命を達成するため、本学は「個の医療」*1を担う実力を備えた薬剤師、「惻隠の心」*2を持つ人材(薬剤師、研究者・技術者)の育成、幅広い専門知識に加えて、豊かな人間性と倫理観、国際感覚を兼ね備えた人材育成を目指し、学科ごとに以下の教育目標を定めている。

  1. *1 「個の医療」とは、健康薬学科においては予防や健康維持にも生体の個体差があること、漢方薬学科においては疾患別の治療ではなく体質を見極めて処方を変えること、臨床薬学科においては薬の効果や副作用が遺伝的な性質や体質に由来することを見極めた上での薬物治療等を意味し、横浜薬科大学は、各学科において「個の医療の必要性を充分認識」した上で、「予防と未病の治」「疾病の薬物治療」を推し進めることを目的として設立されました。
  2. *2 「側隠の心」とは孟子の言う"側隠の心は仁の端なり"の精神に由来し、人をいたましく思い同情し、相手の立場に立って物事を感じ取ることを意味するものであり、医療人を育成する本学の建学の精神「個性の伸展による人生練磨」の根底にある考え方です。

健康薬学科

個人のみならず社会の健康維持を常に意識し、薬食同源の知識を持って疾病の予防と健康の増進に務め、地域医療や国民のセルフメディケーションの推進に積極的な役割を果たすことができる薬剤師を育成する。

漢方薬学科

漢方の経験的な知識を理解し、「未病」の概念に基づいた健康のサポートを実践するために漢方薬が活用でき、現代医療において有用性が高まっている漢方薬に精通した薬剤師を育成する。

臨床薬学科

現代医療に関する教育を通じて、病棟において、疾患を理解した上での薬物治療に参加し、地域医療において在宅ケアに通じるなど、21世紀型の患者中心のチーム医療に対応できる薬剤師を育成する。

薬科学科

生命科学を基盤とした創薬研究の専門知識と技術を備えて生理活性物質の創製研究に携わることで、薬学の発展に寄与するとともに、先端医療を支え人類の健康と福祉に貢献する薬科学研究者・技術者を育成する。

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