お知らせ

薬科学科1年生の早期体験学習を「あすか製薬株式会社(湘南ヘルスイノベーションパーク内)」で実施しました


 10月16(月)に薬科学科1年生と引率教員(6名)が、湘南ヘルスイノベーションパーク内にある「あすか製薬株式会社湘南研究所」様のご協力をいただき、早期体験学習を行いました。最初に見学先施設のご紹介をいたします。
■「あすか製薬株式会社湘南研究所」は、「湘南ヘルスイノベーションパーク(湘南アイパーク)」内にあります。
  あすか製薬株式会社
■湘南アイパークは、幅広い業種や規模の産官学が結集してヘルスイノベーションを加速する場となることを目指した、製薬企業のみならず、次世代医療、細胞農業、AI、行政など約150社、2000人以上(20234月現在)の企業・団体が集積した研究施設です。大船駅と藤沢駅の間の線路沿いに立地しており、電車からもその施設の外観を見ることができますが、建物の中の様子も下記のホームページの中段辺りの動画から観ることが出来ます。建物の中は、明るく綺麗で、先進的な空間となっており、たいへん素晴らしい研究施設です。
  湘南ヘルスイノベーションパーク(湘南アイパーク)
 最初に、あすか製薬様より「あすか製薬株式会社が研究拠点を置くサイエンスパークについて」「企業における創薬研究およびあすか製薬の内容」についてご紹介いただきました。ホルモンをキーワードとしたスペシャリティーファーマとして活躍されているあすか製薬様から、創薬研究から医薬品ができるまでには様々なプロセスがあり、一つの薬ができるまでにどういった過程があるのかをご説明いただきました。湘南アイパークの環境を活かして、共同研究の必要性や重要性を説明いただきました。このように、創薬のアプローチの仕方も変わってきている時代に、「求められる人材というものは何か」を会談で学生につかみ取って欲しいというのが、この見学の目的の一つです。
 その後、3つの班に分かれ施設見学をさせていただきました。広い建物内に点在する合成研究部門や薬物動態・安全性研究部門などで実際にどのようなことが行われている等の丁寧なご説明をいただき、また、湘南アイパーク独自のコミュニティスペースをご紹介していただきました。
 見学が終了後、施設見学時にご説明をいただいた方々と学生たちがラウンドテーブルディスカッション(RTD)を行いました。RTDは3つのグループに分け、各グループにあすか製薬の方々4名と教員2名が1班となり行いました。20分ごとに、あすか製薬の方々が交代して入っていただく形式で約1時間行いました。学生たちは普段接することができない企業の方々と直接、色々な質問をしたり、話を聞いたりして、研究の世界がより身近に、そして具体的なイメージを持つことができたようです。また、あすか製薬の方々には、学生からの質問に丁寧に応じていただきながら、ご自身の経験談や学生時代に頑張った方が良いことなど、色々なことを教えて頂きました。
 ドラマの中でしか見たことがなかった実際の研究現場に足を踏み入れ、学生たちにとっては、創薬研究に携わる仕事の魅力を大いに感じることができた貴重な時間だったと思います。
 お忙しい中、このように大変素晴らしい早期体験学習のプログラムの企画・準備・実施をしていただきました「あすか製薬」の方々に、この場をお借りして心より厚く御礼申し上げます。

2023.12.02
研究・社会連携
在学生
保護者
入館時の説明
ラウンドテーブルディスカッション(RTD)の様子

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